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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

LPガス供給基地におけるクボタ全自動回転式充填システム

地球環境保護の観点やエネルギー政策の見直しが検討
されている中、「化石燃料の中で比較的CO2排出が少な
いクリーンなガス」であるLPガスは、非常に重要な
エネルギーであると考えられています。
(日本LPガス協会HPより抜粋引用)

高い熱効率と操作性に優れたLPガスは、工業・食品
加工業・空調・商業などの産業用としてだけでなく、
自動車用(タクシーや営業車、フォークリフト)や家
庭用としても幅広く活躍しています。


今回ご紹介いたします広島ガスプロパン株式会社様は、
広島県安芸郡海田町に設立されている西日本最大級の
広島LPG物流センター内に位置し、エネルギー供給の
重要なインフラ基地となっています。


毎日、たくさんの充填容器を積んだトラックがこの充填
基地を往復し、各デポ基地やお客様の元へエネルギーを
配送していきます。


■充填所



■全自動回転充填機 ACAD             ■定置式充填機
   


■トラックスケール



LPガスは、11月~4月頃が繁忙期(1日約140トン=約4800本の容器に充填)
となりますが、夏季でも1日約80トン=約3200本の容器に充填
されるそうです。
充填機は早朝7:15~17:00までフル稼動で、8名の作業員の方が
交代で連続作業されており、作業効率向上にクボタの全自動回転
充填機が活躍しています。


この度、より安全・安心な充填作業を確保する為、老朽化した
1号機を更新されました。


■更新された1号機(ACAD)



ACADが自動でオペレートする基本的な流れは次の通りです。

1)容器搬入、バルブ開栓、ラベルスキャン
   ↓
2)充填ユニットの装着
   ↓
3)充填開始
   ↓
4)定量充填/過不足判定
   ↓
5)容器バルブ閉栓
   ↓
6)充填ユニット離脱、排出


■充填の様子
  


今回の更新においては、事前に久宝寺事業センター(大阪府八尾市)
にお越し頂き、実機にて御立会検査を実施頂いた上で納品
させて頂きました。

現地での納品~組立~試運転には約2週間頂戴し、据付技術
指導員により、不具合が無いか充分確認させて頂いた上で
お引き渡しとさせて頂きました。


■据付技術指導員
左:株式会社クボタ/吉村 進
右:株式会社クボタ計装/安藤 彰洋




『お客様へ供給するガスが止まってはいけない。』
という河本所長様(広島ガスプロパン工業株式会社)のお言葉には、
ライフラインの重要な任務を果たされている方としての強い責任感を
感じました。
その責務に、クボタとして長年携わっていることを嬉しく思います。


今後も安全・安心なエネルギーを供給される広島ガスプロパン株式会社様の
充分なサポートができるように努めていきたいと思います。


河本所長様にはお忙しい中取材にご協力頂き、大変お世話になりました。
ありがとうございました。