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今月の特集

今月の特集

【計量強調月間特集】

「はかり」の集合検査について会場からレポート

 取引・証明に使用する「はかり」は2年に1回、都道府県や特定市等が
実施する定期検査を受けることが義務づけられておる。(計量法第19条)
定期検査には、次の2通りの方法があるのじゃ。
 ① 予め指定した会場に「はかり」を持参してもらい実施する集合検査
 ② 「はかり」の所在場所に計量士が出張して行う代検査
「はかり」が移動困難な場合や、集合検査のスケジュールに合わせること
ができない場合には、②代検査を受検することになるが、検査料金が割高
になってしまうのじゃ。

今月は計量強調月間に当たるので、適正な計量管理の観点から、集合検査
会場の様子をレポートしよう!

 集合検査の会場は、市役所正面に位置する消防署の駐車場の
一角で実施しました。「はかり」をクルマに載せて持ち運ぶのに
便利だし、上屋根があるので、雨が降っても大丈夫です。

 

 検査の対象は、取引・証明に使用する「はかり」。
商品のはかり売りや、宅配便の料金計算に使う場合、それから
病院や薬局で薬の調剤に使用する場合は「取引」、学校や病院
で体重を測定し、カルテや健康診断票に記載して報告する場合
は「証明」に該当する。
 では、これらの「はかり」が次々に持ち込まれ、検査機関の
スタッフが手際よく検査を行う様子を紹介しよう。

 体重計やベビースケールは、保健センターや病院から持ち込まれ
ます。

 
         身長計付き体重計の検査

 
         ベビースケールの検査

 ひょう量/目量が切替え可能なものなど、様々な機種がありますが、
熟練した検査スタッフがテキパキと検査を行います。
 

 お肉屋さんの「対面はかり」や、おクスリの調合用の「天びん」も
検査します。

 
          対面はかりの検査

 
        調剤用電子天びんの検査

 うむ。いろんな「はかり」があるじゃろ。スクラップ計量用の
「台手動はかり」は年代ものじゃ。

 
          台手動はかりの検査

 検査スタッフが、新旧の「はかり」に精通しているからこそ
できるワザなのじゃよ。
 

  

 検査は、基準分銅を使って、器差(はかりの誤差)のみをチェック
するんだ。器差が法定の使用公差内であれば「合格」さ。

 
        電気抵抗線式台はかりの検査

 検査に合格すると、定期検査合格ラベルが貼り付けられ、合格の
証明となるのじゃ。

 
         自動台はかりの検査

 
    定期検査合格ラベルが貼付された自動台はかり

 でも、残念だけど、なかには不合格になる「はかり」もある
のよね。 不合格になると、「はかり」に不合格票が貼られ、
以後取引・証明に使用することが禁止されちゃうの。。

 
     不合格票が貼付され、その旨が記録される

 こうした2年に1回の定期検査を通じて、「はかり」の精度が
担保され、ひいては消費者の経済的利益の確保や国民の健康管理
につながっているというワケじゃな。