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今月の特集

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クボタ製品の見える風景

【導入事例】福岡陥没事故早期復旧にご尽力されたお客様のトラックスケール

11月8日に起きた福岡での陥没事故には、
その陥没の大きさと早期復旧には驚いたわ!

そうじゃな。博多駅前の通行量の多いメインストリートで、
しかも周辺のライフラインにも被害が及び大変じゃったのぅ。。。
しかし、約1週間で再び通行可能となった復旧の早さには
海外メディアからも称賛を浴びたのぅ!

『日本の職人技と能力の典型だ』と称賛する声もあったようじゃ。

その裏側では、昼夜問わず陥没の埋め戻しに尽力された、
たくさんの方々の活躍があったんじゃよ。

その活躍にクボタトラックスケールも関わっておったんじゃ!

埋め戻しの作業には、皆さんもニュースでご存知の通り、
たくさんの流動化処理土(水に流し込むと固まる特殊な土)が使用されていたよね。

この他にも、モルタル(水、セメント、砂)が用いられており、
この提供に福岡県の麻生コンクリート工業㈱様が携わっていたんだよ。

麻生コンクリート工業㈱様は、
生コン(水、セメント、石)やモルタル(水、セメント、砂)にする前の
骨材の受け入れにクボタトラックスケールを使用されてるってわけさ。

今回、麻生コンクリート工業㈱の和泉工場長に
事故当時の稼働状況とクボタトラックスケール使用について
お話しを伺ってきたよ。

■麻生コンクリート工業株式会社 様 (福岡県糟屋郡)



事故の状況を聞いて、どのような対応をされましたか?

『第一報はニュースで知ったとですよ。
 私共は生コン製造会社ですから、何か手伝うことは無いかと、
 自ら申し出とったんです。
 するとその日の夕方にモルタル(水、セメント、砂を混ぜたもの)の依頼があって、
 早急に対応しました。仕事を終えたばかりの作業員や家路に着いた従業員を呼び戻して、
 運転ができる事務員と私を含めてトラック6台と協力会社のチャーター便3台の計9台で
 18:00~夜中2:00まで各8回の往復を行い、モルタルの量にして300㎥を出荷しました。
 通常であれば、夕方からは翌日の出荷準備や段取りを行うのですが、
 それも止めて緊急対応にあたったとです。』

翌日からの状況はいかがでしたか?

『翌朝は通常通り、6:30から材料の受入を開始しとったですね~。
 こちらがその伝票です。
 朝イチに海砂(うみずな)を約10,010kg受け入れました。

 ◆トラックスケール伝票画像
  

 事故現場からのモルタルの依頼も一旦は落ち着いとったけん、
 通常作業を行っとったとですが、夕方頃に急遽、依頼があって、
 前日同様、緊急対応にあたったとですよ。
 結局、うちからは2日間に渡って、合計477㎥のモルタルを出荷し、
 今朝受け入れた海砂もその日のうちに消化することになりました。
 セメント製造会社の中でも、大きなサイロで貯蔵できとったけん、
 他のお客様にご迷惑をおかけすることなく、
 緊急対応できたことが良かったと思います。』


クボタのトラックスケールをご使用していかがですか?

『既設の他社製トラックスケールをクボタ製に更新したのですが、
 導入前に何度も打ち合わせにお越しいただきました。
 わたくし共はトラックスケールについての知識があまりなかったけんね。
 丁寧にご対応いただきとても良かったとですよ。
 最近ではトレーラーを使用する受入会社も多かけん、
 長いトラックスケールが必要だったことやトラックの動線も考慮して設計してもらって、
 運転手の作業効率もアップしました。
 こちらの要望も叶って、導入して2年が経つけど、不具合も無く満足しています。』

■材料受入(運転手作業中)
  運転手はトラックから降りずに作業可能。

  

■材料受入(計量中)

  

■受入ホッパーへ搬入
  計量後、トラックをバックさせるだけで搬入ができる。

  

■トラックスケール指示計 SP-500-D

  

今回の事故対応を通して感じたことは何ですか?

『ここまでの緊急対応は初めてで、最近の地震などの災害も多いことを考えると、
 緊急時の受入会社や協力会社との連絡網もきっち整備しとかんといかんな~と、
 改めて感じましたね。
 緊急対応には個々の的確な判断も必要になってくると思います。
 その判断のためには日頃から工場設備や従業員についての状況把握を行っておくことも
 必要やけんね。
 不具合のないトラックスケールは安心ですよ。』

■和泉工場長
 

今回の導入を担当したクボタ計装九州支店の
久家(くが)サービルグループ次長にも話を伺ってきたぞい。

『お客様が日頃、どのような使い方をされているか、
 またこれまでの不具合状況等を伺った上で、導入提案を行いました。
 麻生コンクリート工業様は敷地が狭い中で、
 受入や製品出荷で1日に何百台とトラックが行きかう工場やけん、
 トラックの動線も考えていろいろと提案したとよ。

 お客様が抱えておられる課題に一緒に取り組み、
 じっくり検討を重ねたばい。
 結果的にお客様の作業効率化、安全性の確保、正確な計量維持に
 貢献できたことが嬉しか~!』

■久家サービスグループ次長
 

クボタ計装の職人技と能力、ここにあり!ね。

和泉工場長の緊急対応ぶりにも感激しました。
この度の取材にご協力いただき
ありがとうございました。