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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

使用範囲の下限について

計量法では「使用範囲の下限」として、その値以下では
計量結果に過大な相対誤差を生じる可能性のある荷重の
値が決められています。

具体的には、一般的なトラックスケールなどM級および
H級の精度等級区分に属する特定計量器の場合、「20
目量以上」
です。

例えば、ひょう量(計量できる最大値)が40t、目量が
10kgのトラックスケールであれば、取引証明用に
使用できる範囲は「200kg~40000kg」となります。
(指示計の検定銘板にも記載されています)







メルマガ本文でご紹介させて頂いたお客様、佐賀県の
(有)エス・エーマテリアル様では、コンプライアンスへ
の取り組みの一環として、計量法の使用範囲から外れ
る量の持込みへの対応としてひょう量400kgの計量
器を導入されました。





屋外でも計量できる防水仕様(IP65)で、AC電源不要
の乾電池駆動タイプをご採用頂きました。
目量が100gなので、価格が高騰する金属材料の取引に
おいて、より正確で公正な計量ができ、お取引先との信頼
関係を深めておられると好評を頂いています。


コンプライアンスについて、多くの企業がさまざまな取り
組みを求められている中、改めて、みなさまに計量に関す
る法規制の重要性をご理解いただければ幸いです。