千葉県の鴨川シーワールドで活躍している防水型台はかりを
紹介いたします。
鴨川シーワールドは昭和45年創業の歴史ある水族館で、
今年で43年目を迎えます。
東京駅から高速バス「アクシー号」に乗り、約2時間程で到着。
前日までの大雪警報や津波が心配でしたが、当日は晴れて暖かく、
日が当たる場所ではコートが無くても大丈夫なほどでした。
■鴨川シーワールド入口
入り口では、海の王者シャチの像に迎えられ、これから体験する
海の世界への期待に胸が高鳴ります。
園内に入ると、その向こう側に広がる海の景色に驚きました。
開放感たっぷりの園内はまさにシーワールドです。
ここでご使用頂いているのは、クボタの防水型台はかり
KL-100NX-IPシリーズ。
計量しているのは、イルカの餌だそうです。
■防水型台はかりKL-100NX-IPシリーズ
鴨川シーワールドでは、23頭のイルカが飼育されており、
ヤマイルカ、バンドウイルカ、ハナゴンドウと種類も様々。
イルカの個体ごとの体長や大きさにより、与える餌の量が決まっています。
■調餌量を記載したホワイトボード
(写真:
赤い数字が赤身、
青い数字が白身の重量)
イルカの餌はサバ、ホッケ、シシャモの3種類(季節により変更)。
赤身と白身の栄養価が違う為、3種類の魚を混ぜているそうです。
毎朝、1日分の量を計量し、
朝(1回)・昼(2回)・夜(1回)
に分けて給餌されます。
まず、餌として与える魚の内臓を取り除き、釣り針が入ってないかを
手作業で確認していきます。
■確認作業
計量作業が開始されると、イルカの名前が書かれたバケツが
作業場一面に広げられ、ホワイトボードに書かれた量の魚が
次々と入れられていきます。
ここで活躍するのがデジタル式の防水型台はかり。
■計量作業
バケツ(0.6kg)を計量台部に置き、赤身・白身をそれぞれ
規定量になるまで入れていきます。
以前はアナログ式のはかりを使用してされていたそうで、
このデジタル式に変えてからは、見やすい重量値で分かりやすく、
作業効率が上がったそうです。
購入して頂いたポイントとしては、
①手頃な価格
②漁港で使用されているクボタの実績
③必須条件の防水仕様であること
が挙げられました。
給餌の時間が分かるのか、バケツを持った飼育係りの方たちが
プールサイドに現れるとイルカ達はお行事良く横並びになり、
次から次へと口に運ばれる魚を美味しそうに食べていました。
大きい個体になると、1日に約20kgの餌を食べるそうです。
■給餌時間
バケツには名前が書かれているものの、イルカには名札が
ついているわけではありません。
どうやって見分けているのか伺うと、最初は体の色やキズの
大きさで確認し、慣れてくるとハッキリと顔が違って見えてくるんだとか。
どのイルカも全く同じに見えてしまう私からすると、そこには飼育係りの方の
愛が感じられました。
イルカのショーで元気にパフォーマンスできるのも、
こうやって大切に育てられてるからこそですね。
クボタのはかりが今後もその一助を担う事を嬉しく思います。
■イルカショー
【ジャンプ】
【ドルフィンキック】