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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

5ゲン主義について

クボタは、「お客様の視点と第一のモノづくりで、社会から信頼されるクボタブランドの価値向上に努める」ため、製造現場で”モノづくり”を支える人材の育成を重要課題ととらえ、様々な取り組みを続けています。

その一つが「5ゲン道場」を開き、全国の工場から選ばれたスタッフに対し、『5ゲン主義』を徹底的に叩き込むことです。

『5ゲン主義』とは、現場・現物・現実という3つの今の姿を見て、原理・原則というあるべき姿に持っていく改善活動を指します。

この考え方に照らし、製造現場を変え、高い生産性と品質を維持し、安全で快適で楽しい職場をつくるため、当はかり製造工場においては”改善チーム”という特殊部隊を結成し、取り組んでいます。

【改善チーム活動】
主な活動内容は”7つのムダ”を見つけつぶしていくことです。

①つくりすぎのムダ
 不必要なものを、不必要な時に、不必要なだけつくること。(最も悪いムダ)

②手待ちのムダ
 材料、作業、運搬、検査等のあらゆる待ちと余裕や監視作業等。

③運搬のムダ
 不必要な運搬、物の移動、とりおき、積み替え等。また、長い距離や運搬の流れ。

④加工そのもののムダ
 本来不必要な工程や作業が、必要なようにあたかも思われていること。

⑤在庫のムダ
 材料、部品、組立品等、物の停滞している状態。倉庫だけでなく、工程間の仕掛りも含む。

⑥動作のムダ
 不必要な動き、付加価値のない動き、遅速な動き等。

⑦不良をつくるムダ
 材料不良、加工不良、クレーム、手直し等。


【写真:改善チームのメンバーが作業者と改善事項について意見交換している様子】

製造現場をよく分析し、その職場に従事する作業者と十分に意見交換しながら改善を重ねていくことで、単に作業時間を減らすという結果だけでなく、作業者の負担を減らし、快適で安全な職場環境をつくることが、お客様にお届けする安心の品質を生み出す源泉と考えています。

ここの研究室では、しばらくの間、「”秒”にこだわる達人」たちの改善事例を紹介していきますので、お客様の業務改善の一助になれば幸いです。