クボタはかりネットへようこそ!!はかりしれないはかりの話。愉快な仲間がお届けします
【導入事例】
今月は東京都清瀬市にある
社会福祉法人まりも会「清瀬療護園」様へ訪問しました!!
今年の3月に建替えたばかりのピッカピカの施設よ♪
同施設は1976年(昭和51年)開設以来この地で身体障害者向けの施設として
設立され40年の時を経てこの度、新設されたのよ。
施設内は明るくて、開放的!!
常にご利用者の人権を尊重して支援介護が行われています。
施設内にはいたるところに天井リフトが導入され床や段差、通路幅にも
影響されずどこへでも移動ができて自立度を上げるシステムになっています。
介護の省力化にも役立ってますよ!!
ほんとに、明るくて、開放的な施設だね!!
ご利用者の方々に寄り添った素晴らしい施設ができてよかったね・・・
それはとってもいい事なんだけど・・・
ちょっと、まって。
ぼくらのクボタのはかりと何か関係あるの?
ケイちゃん、とうとう、「はかり.net」のネタ切れ?(泣)
ひど~い
クボデジくん・・・
まあ、まあ。
ワシから紹介させていただこう。
こちらの「清瀬療護園」のような福祉施設で使用される福祉機器や介護用品を
取り扱われておるアビリティーズ・ケアネット株式会社の天井走行リフトと共に
我らのはかりが活躍しておるんじゃ!
同社はクボタのクレーンスケールの中でもハンドキャリーもラクラクの
KL-HS-150-miniを採用(型式承認軽微変更済み)して
天井走行リフトに取り付け”体重計”として製品化されておるんじゃよぉ
これじゃ!!
はい!
そこで、アビリティーズ・ケアネット株式会社 中村取締役へインタビューしました!!
Q:ケイちゃん
どうして、吊り下げる体重計を作られたのですか?
A:中村氏(アビリティーズ・ケアネット(株))
福祉機器での体重計は「車いすで計測するもの」や
「ストレッチャーに寝かせて計測するもの」などが主流だったんです。
ただ、車いすでの計測はご利用者の方の衣服や装着器具があり大きな誤差があるし、また、
ストレッチャーでの計測は車いすやベッドからの移乗がご利用者、職員双方に負担があって
特に職員の腰痛の原因になっていました。
なんとかできないか?・・・
そこで
リフトに吊り下げて計測するタイプに着目したんですよ!
ケイちゃん:だから、フック式のはかりを採用されたんですね!!
Q:ケイちゃん
(フック式のはかりなら他社にもあるわよ。。。)
どうして、クボタのKL-HS-150-miniを選ばれたのですか?
A:中村氏(アビリティーズ・ケアネット(株))
採用の条件はリフトに吊り下げられて、小さくて、検定付きであることだったんです。
フック式でこのサイズはクボタだけ。
しかも、ステンレス製。
水産業などで用いられてると聞いたから場所を選ばず使える!と思いましたね。
ここ、「清瀬療護園」では浴室で使用されているんですよ。
ステンレス製だから日常生活のどのシーンでも選ばず安心してお使いいただけます。
ケイちゃん:クボタのKL-HS-150-miniがなければ天井リフト式の体重計は
開発されなかったのね!
そこで、アビリティーズ・ケアネット株式会社製の天井リフト式体重計を2台導入された
「清瀬療護園」を中村氏のご案内で見学させていただきました!
社会福祉法人まりも会清瀬療護園 成田課長、小川管理栄養士にインタビューしました。
Q:ケイちゃん
こちらの施設では2台導入されているそうですが
はかり(体重計)の必要性を教えてください。
A:成田氏
栄養マネジメント加算(2015年介護報酬改定)制度の導入を検討しています。
このため体重計測が健康管理のデータとして必要となったことが導入のきっかけですね。
1回/月計測しているんですよ。
うちのような療護施設では病院とは異なるので健康状態を把握するために血液検査などは
めったに行いません。
だから、体重の増減は最も顕著な健康のバロメーターとなります。
A:小川管理栄養士
それぞれのご利用者の様態や好みに合わせて栄養を管理、メニューへ反映させています。
完食かどの程度の食べ残しがあったかなどの食事接種状況を職員から報告をいただいて
いますが、職員も忙しく毎食徹底した詳細な情報の把握は現状では難しいです。
継続して体重管理をすることでご利用者の健康管理の重要なデータとなっています。
ケイちゃん:体重管理って重要な役割があるのね!
A:ケイちゃん
どうして、天井リフトに吊り下げるはかり(体重計)を採用されたのですか?
Q:成田氏
ポイントは2つ。
1.まず、ご利用者の負担が少ないこと。
2.正確な体重計測が可能であることです。
以前は、ストレッチャー型で体重計測をしていました。
ご利用者の着衣などでどうしても誤差がありました。
それに、体重計測のためだけに
車いすからストレッチャーへ移乗⇒計測⇒ストレッチャーから車いすへ移乗
この流れがご利用者、職員双方に大きな負担がありました。
以前使用していたストレッチャー型体重計
ケイちゃん:健康管理の大切なデータとなるのに誤差があり、移乗の負担もあったのね。。。
成田氏:弊施設ではいたるところにアビリティーズ・ケアネット(株)製の天井リフトの
レールが取付けられています。
もちろん、浴室内にも取り付いていますよ。
体重計測には浴室のリフトにはかり(KL-HS-mini)を取付けて使用しています。
ご利用者の着衣の誤差も少なく、入浴のタイミングで体重測定できるので
体重測定の為だけの移乗にならず職員の負担の軽減にもつながっています。
また、浴室は1階と2階にありますが女性の職員さんも適宜持ち運びして
だれでも簡単に取付けて使用していますよ。
このはかり(KL-HS-150-mini)はステンレス製だから
浴室でもどこでも安心して使えて助かってますよ。
職員さんにモデルになってもらったぞ。
職員さんの声:この体重計(はかりKL-HS-150-mini)を導入してから移乗の動作による
負担がなくなり腰痛が軽減されました。
成田氏:職員の半数以上から「腰痛が軽減されました!」と、喜びの声を聞いていますよ!
職員の方による使用例です。
はかせ:重量表示もしっかり見えとるな!!よしっ
中村氏(アビリティーズ・ケアネット(株)からはこんな話しもうかがったよ。
★働く人々を守るために★
中村氏:昨今、社会問題ともなっている福祉業界で働く方々の待遇について
私も問題視しています。
心身ともに負担が大きく離職率が高いことは社会にとっても大きな課題です。
職員さんの離職率が高いことはご利用者にとっても信頼関係が築けず
雇い主の施設側にとっても余計な時間、費用の負担となるんです。
職員さんに長く従事してもらうために私たちメーカーはご利用者さんへの
支援と同じくらい働く人々を守る製品の開発を日々考えています。
今回は、弊社の天井リフトにクボタさんのはかり(KL-HS-150-mini)が
ピッタリだったんです。
この清瀬療護園さんからは喜びの声をいただいています。
今後も社会に貢献できる製品をどんどん開発しますよ!
はかせ:そうじゃのォ
わしらのクボタのはかりが福祉の業界でもアビリティーズ・ケアネット(株)で
製品化され社会に貢献することができて本望じゃよ。
それからね。
施設内にはカフェを併設していて地域住民や一般の方々にも開放されているのよ♪
ランチメニューや焼き立てのパンの提供もあって価格もリーズナブル!!
ちょうど、ハロウィーンの飾りつけも華やかでとってもおしゃれなカフェよ。
成田氏:カフェを併設したのは3つの目的があったんですよ。
1つめ、療護施設は閉鎖的なイメージがあるので開放して近隣の方々の
理解を得て地域に根差した施設にすること。
2つめ、地域の方々からの目線を大切にすること。
3つめ、ご利用者にとっても地域の方々と関わることでよい刺激になります。
カフェのカウンター
ケイちゃん:夏祭りには地域の方々など約600名が参加され盛り上がったそうよ♪
取材にご協力いただいたアビリティーズ・ケアネット(株)中村取締役
社会福祉法人まりも会「清瀬療護園」成田課長、小川管理栄養士、それから
職員の皆さまありがとうございました。
左からアビリティーズ・ケアネット(株)中村取締役
中央、清瀬療護園小川管理栄養士、右、成田課長
カフェでは焼き立てパンとコーヒーをごちそうになりました。
心も体もあたたまる一日でした。
ごちそうさまでした!!
ぼくたちクボタも工業、産業の分野にとどまらず、あらゆる分野で貢献できる
製品づくりに邁進します!!