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研究室

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クボタが取り組む7つの研究室 「クボデジ・オーソリティ」

化学基礎原料「エステル」のドラム充填の現場より

今月は、クボタ耐圧防爆型液体充填機を、多数ご使用いただいているお客様の
現場からレポートします。 お訪ねしたお客様は和歌山のT社様です。 T社様
は、植物性油脂や工業・医薬用の基礎原料を製造販売されています。 取材させて
いただいた工場は、建屋全体が防爆区域に指定されており、照明から操作ボタンに
いたるまで、すべて防爆構造のものをお使いです。

  

この工場では、基礎原料のエステルを製造、充填されていました。 エステルは、
油脂からくる特性と、他の多くの化合物と化学的構造の互換性をもつという特性
から、あらゆる産業に関係する基礎原料だそうです。エステルが川下で製品化
される分野は、食品(マーガリン、乳化剤)、医薬(軟膏基剤)、化粧品(保湿剤)、
繊維、ゴム、プラスチック、顔料・インキ、紙・パルプ等など、多岐にわたると
教えていただきました。


この工場に、新たに導入いただいたのが、クボタの耐圧防爆型充填機(下の写真)です。

  

重合釜の下に位置する液体充填機は、ドラム缶へのエステル充填に使用されます。
この液体充填機に採用されているのは、クボタのデジタルロードセルとコントローラ
FC-EXです。



FC-EXの充填不足を許さない充実の追加充填機能については、これまで
何度かご紹介しましたね。また、デジタルロードセルによる高精度・高信頼性
の計量により、正確な充填作業ができ、過充填によるロスコストの発生も防ぎ
ます。さらに、計量データの記録・管理も可能ですので、従来タイプの機械式
充填機にはないお役立ち機能が満載です。

T社様では、オプションのタレ受け機構も採用いただいており、バルブ閉後の
液ダレが、商品容器ともいうべきドラム缶上面を汚すのを防止されています。

  

T社様では、他社製のものも含めて、多数の液体充填機をお使いですが、今後は
クボタ製の充填機に順次入れ替えていただけるそうです。 上記のような性能
を高く評価していただいているのに加え、営業・サービスの迅速な対応がよい
とのお褒めのお言葉をいただきました。今後ともお客様のご満足を極大化する
よう、活動していきたいと改めて感じいった次第です。