クボタの堺製造所に納入した『廃棄物計量システム』についてご紹介いたします。
営業の方がはかりをセッティングする傍らで、お話を伺いました。
堺製造所では、トラクタ・エンジン・建設機械等を製造しており、クボタの製造拠点で
最も従業員が多い製造拠点です。
今回、納入したのは、KM-D-LP(ステンレス製)と廃棄物計量システム仕様の指示計、
SP-500-D です。
<仕様>
■台 部
KM-D-LP-SUS
ひょう量:300kg、目量:100g
載台寸法:1500×1500mm
■指示計
SP-500-D
(廃棄物計量システム仕様)
堺製造所ではこれまで、ゴミ排出の際にかかる費用について製造所として一括負担
していましたが、部門毎の排出量により各部門へ費用振り分けを実施し、ゴミ減量への
意識付けと、計量作業の効率化の為に導入されました。
当初は小さいはかり(下写真)を使用し、担当者がつきっきりで計量し、重量値をパソコンに
入力するという手間がかかっていたそうです。
【以前使用していたはかり】
今後の廃棄物管理の為、廃棄物置場を新設し、製造所内のゴミ排出場所を一箇所に
集約され、管理がしやすいようになっています。
【新設された廃棄物置場】
ゴミ置場も細かく分類され、分かりやすく整理されています。
【分類の一例】
分類された金属くずは、プレスされ、阪神工場(武庫川)での原材料として有効利用される
そうです。
プラスチックはさらに細かく分類されており、
有価物(青)と
産業廃棄物(赤)に
分けられています。
そのまま捨てるとゴミになるようなものも、分解することにより、プラスチックの部分は
資源になり、ゴミ自体の減量にもつながります。
いろいろとお話を伺っている間に、はかりのセッティングが完了いたしました。
【堺製造所のご担当者に取扱い方法を説明している様子】
取扱い説明を受けてからまもなく、いろんな部門の方が持ち込まれ、その日の計量作業が
開始されました。
【計量作業の様子】
SP-500-Dは、タッチパネルで簡単操作することができ、スムーズな計量作業を
行うことができます。
今後ますますのゴミ減量に向け、クボタ久宝寺事業センターのはかりが活躍できる
ことを嬉しく思います。
堺製造所 勤労部 環境管理課
[右から2番目] 井上課長
[左から] 尾花さん、小野さん、北野さん
[右 端] 営業担当:㈱クボタ計装/吉田光太郎さん
取材にご協力いただきありがとうございました。